放射線量が生涯累積100mシーベルトSvなら健康に影響はない??

2012年4月から食品中の放射性セシウムの新基準値が、厚生労働省より適用されました。
基準値を出されたものの、その値が適正なものなのかどうかの判断ができず、ましてや自治体や大手スーパー独自の基準値を設定しているのを見ると、その基準値って何?と思わずにいられません。


さらに、先日ニュースで、食品安全委員会が、放射能を人間の一生涯累積した、健康に及ぼす被害についての評価書が出しました。
(関連URL:http://www.fsc.go.jp/sonota/emerg/radio_hyoka_qa.pdf

食品安全委員会とは、厚生労働省の依頼を受けて、放射能によるリスク評価を調査する機関です。
そこでは、「生涯累積でおおよそ100ミリシーベルト以上」であると、健康に影響を及ぼすと結果が出たのです。ただし、子供については「放射性物質への感受性が大人より高い」と指摘して、具体的な数値は出ませんでした。

ところで、放射線が人間の体の中に入ることにより、健康への影響は下記のとおりです。

① 放射線が細胞内のDNAを損傷させる
② ほとんどの細胞は修復されるが、中には修復されない細胞もある
③ 修復されない細胞は排出されるが、中には体内に残す場合がある
④ 体内に残ったDNAが、突然変異を起こし『がん』などの危険性になる

今回の原発事故の影響で、食品から内部被曝した値が、昨年10月31日に厚生労働省より発表されました。具体的には、日本全体の食べた食品に対する年間被ばく量は、0.099ミリシーベルトとあります。

他、原発事故に関係なく、自然環境から常に被曝している自然放射線量の総数は1.5ミリシーベルトです。
つまり、足し算すると1.6ミリシーベルトで、生涯累積100ミリシーベルトに至るまでには、約63年かかるということになります。

ただし、子供に関しては、内部被曝の影響ははるかに大きいですし、上記の数値はあくまでも全国平均。放射線量の高い地域やその周辺地域の場合はさらに高くなります。
しかも、食品と限定していますので、大気中ある放射線量が加味された数値ではありません。『原発に関係なく、自然環境』とありますので、むしろ無視されていると言っていいようです。

生涯累積100ミリシーベルトが、成人を対象とした数値であるなら、子供の場合はどれくらい放射線量に対して過敏に影響を受けるものなのか、具体的な重みも示されていません。

成長段階にある子供の体が吸収する割合は、成人と比べるとはるかに大きいはずなのに、その辺のところを示唆する数値もありません。

今回原発事故後の年間被ばく量の値は、年齢別ではなく地域別に、生涯累積の基準値は、子供の影響度を加味した年齢別に係数を示したものでなければ意味がないと思いませんか。





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